何気なく支払っている振込手数料
普段、何気なく支払っている振込手数料ですが、銀行からお金を振り込むごとに数百円程度ですが、手数料を支払っています。一回一回は小さい金額ですが、年間を通じて考えるとかなりの金額を支払っている場合があります。
一回当りは数百円ですので、あまり普段の生活の中では気にしない方が多い振込手数料ですが、振り込む件数が多い個人や法人の方は年間で数万円から数十万円支払っている場合があります。
今回、この振込手数料のうち、他の銀行に振り込む場合に支払う振込手数料が引き下げられることとなりました。これは銀行間の送金を担う「全国銀行資金決済ネットワーク」の使用料が引き下げられることが理由となっています。この他行宛の振込手数料の引き下げは令和3年の秋から各銀行で行われますので、主要な銀行の他行宛の振込手数料を見ていきたいと思います。
各銀行の他行宛振込手数料
≪みずほ銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 窓口 | ATM現金 | ATMカード | |
| 3万円未満 | 710円 | 380円 | 270円 |
| 3万円以上 | 880円 | 550円 | 330円 |
それぞれ3万円未満は60円・3万円以上は110円引き下げとなっています。
≪三井住友銀行≫
11月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 窓口 | ATM現金 | ATMカード | |
| 3万円未満 | 605円 | 385円 | 275円 |
| 3万円以上 | 770円 | 550円 | 440円 |
それぞれ3万円未満は55円・3万円以上は110円引き下げとなっています。
≪三菱UFJ銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 窓口 | ATM現金 | ATMカード | |
| 3万円未満 | 594円 | 374円 | 209円 |
| 3万円以上 | 770円 | 550円 | 330円 |
それぞれ3万円未満は66円・3万円以上は110円引き下げとなっています。
≪りそな銀行（埼玉りそな銀行・関西みらい銀行）≫
11月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 窓口 | ATM現金 | ATMカード | ネット（法人） |
| 770円 | 660円 | 440円 | 605円 |
窓口が110円・ネット（法人）が55円引き下げとなっています。
≪ゆうちょ銀行≫
11月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 窓口 | ATM | ゆうちょダイレクト | |
| 5万円未満 | 660円 | 220円 | 165円 |
| 5万円以上 | 880円 | 440円 | 165円 |
ゆうちょダイレクトの5万円未満は55円・5万円以上は275円引き下げとなっています。
≪イオン銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| ATM銀行 | ATMカード | ネット | |
| 5万円未満 | 374円 | 132円 | 110円 |
| 5万円以上 | 550円 | 132円 | 110円 |
ATM現金は5万円未満が66円・5万円以上が110円、ATMカードは88円、ネットは110円引き下げとなっています。
≪楽天銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 個人 | 法人 | |
| 3万円未満 | 145円 | 150円 |
| 3万円以上 | 145円 | 229円 |
個人は3万円未満が23円・3万円以上が117円、法人は3万円未満が18円・3万円以上が33円引き下げとなっています。
≪住信SBIネット銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 個人 | 法人 | |
| 3万円未満 | 88円 | 145円 |
| 3万円以上 | 88円 | 145円 |
個人は69円、法人は3万円未満が15円・3万円以上が105円引き下げとなっています。
≪PayPay銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| ネット | |
| 3万円未満 | 160円 |
| 3万円以上 | 160円 |
3万円未満が16円・3万円以上が115円引き下げとなっています。
≪GMOあおぞらネット銀行≫
10月1日から他行宛の振込手数料が以下のように変わります。
| 個人 | 法人 | |
| 3万円未満 | 75円 | 145円 |
| 3万円以上 | 75円 | 145円 |
個人は82円、法人は3万円未満が21円・3万円以上が116円引き下げとなっています。
振込手数料の見直し
ここでは、大手銀行やネット銀行などの一部の金融機関の他行宛の振込手数料の改定について見てきました。ここで取り上げている銀行以外の金融機関の他行宛の振込手数料も改定となっているところが多くありますので、お取引のある金融機関の振込手数料を一度調べてみるのもよろしいかと思います。
ここまで見てきた通り、各銀行によって振込手数料の減額の仕方や減額の開始時期など対応は分かれております。この機会に普段お振り込みに使っている銀行の見直しを行ってもよろしいかと思います。
元々、ネット銀行は振込手数料が安いのが特徴でしたが、ここに来て振込手数料がさらに安くなり、色々な銀行に振り込む際に便利になっています。この機会にネット銀行の活用も検討してみてはいかがでしょうか。
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●「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う固定資産税等の減免」
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