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発行 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
編集 DREAMJOB Innovation Lab

「 日銀のお仕事 」

コラム読者の皆様こんにちは!
内山会計の内山でございます。

この記事では一般の方へ向けた金融・税務に役立つ豆知識を、税理士・会計士としての立場から、わかりやすく解説してまいります。

今年の4月8日に黒田日銀総裁の任期が終了し、新しい総裁が誕生します。新総裁は「異次元の金融緩和」を継続するのか? ということに注目が集まっていますが、そもそも日銀はどんなことをしているか皆さんはご存知でしょうか?

そこで今回のコラムでは『日銀のお仕事』と題し、日銀が行っていることについて簡単に蟹説して行きます。知っていると経済ニュースを見た時により深く理解できるようになると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

日本銀行券の発行だけじゃない

私たちが日常使う紙幣は日銀が発行しているというのは多くの方もご存知かと思います。お手元の紙幣にはしっかり日本銀行券と書かれているように、日銀の重要な仕事の一つが紙幣の発行です。

しかし、日銀の仕事は紙幣の発行だけではありません。他にも日本の経済にとって重要な仕事がたくさん存在するのです。詳しく見て行きましょう。

金融政策を決めて実行する

日銀は物価の安定を目的として金融政策を決定し実行しています。
“物価の安定”という目標を達成するために日本国内の景気を観察しながら、「景気が悪そうだからお金の流通量を増やそう」と日銀が判断すれば金利は下がりますし、反対にお金の流通量を減らそうと思えば金利は上がります。

現在の金融政策は異次元の金融緩和と呼ばれる政策ですので、お金の流通量を増やすという政策を長年取り続けています。

しかし、昨年12月20日に長期金利の誘導目標を0.25%から0.5%まで拡大するという発表がありました。これは事実上の利上げですので、この先総裁が交代した後の政策がどのようになるか注目が集まっているという訳です。

銀行の銀行

私たち個人は日銀に口座を開設することは出来ません。日銀に口座を開設しているのは金融機関や国、外国の中央銀行等日銀が選定した機関のみとなります。

例えば皆さんが口座を開設している銀行も日銀に口座を持っていますが、金融機関は預かった預金の一部を日銀に預けなければならない決まりがあります。
これを準備預金制度と言いますが、各金融機関は預金引き出しに対応できなくなってしまわないよう、日銀に預け備えておく仕組みがあるのです。

先に解説した金融政策の一つとして、2016年にマイナス金利政策が導入されています。
金利がマイナスになるということは、お金を預けていても利子を貰えるどころか払わないといけなくなってしまいます。

このマイナス金利が適用されたのが、金融機関が日銀に開設している口座(日銀当座預金)となります。すべての日銀当座がマイナス金利となったわけではありませんが、マイナス金利を導入することで金融機関は一般の人や企業にお金を貸した方が得をすることになりますので、世の中に広くお金が流通するようになることを狙った政策です。

今回のまとめ

日銀の仕事は今回解説したもの以外にも政府の銀行として国税や社会保険料の受払。国債発行に係る事務なども存在します。

普段ニュースで何気なく聞いている「日銀」ですが、彼らの決定如何によって日本経済や世界経済には大きな影響を与えることになります。特に日銀金融政策決定会合の後は市場も大きく動くことがありますので、誰がどんな発言をしたか? ということだけでも気にしてニュースを見ているとご自身の資産形成にもプラスの作用があることでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

税理士法人内山会計 公認会計士・税理士 内山典弘

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