DREAMJOB Innovation Lab

若手士業イノベーション協会×DREAMJOB Innovation lab
「仕組みにこだわりすぎない」

マーケティングを勉強し始めたり、取り入れようとすると、とうぜんですが「仕組み」を作ろうとします。

始めはいい感じの出だしをしたとしても、気づくと色々な人が、
「仕組みができていないんです」
「まだ、仕組みを作っている最中です」

という話をおっしゃられます。

例えば、
「集客用のプレゼントを作って…」
「関係構築用のメールを作って…」
「集客用WEBページを作って…」
「申し込み書を作って、、、」
などなど、

「その中のこれがまだできてないんです…」
というような話をお聞きします。

マーケティングを勉強して、勉強したうえで仕組みを作って
「お客さんを集めるんだ!」

と熱を入れて取り組んでいる。
その取り組みはとても大事なことです。

ただ、このパターン、僕の経験上、うまくいかないことが多いです。

なぜなら、そういう方にほど共通することがあります。

それは、
「まだ売ったことない」
「まだお客さんが全然いない」

ということが多いということです。

「まだ、思うように売れていない。売ったことがないので
仕組みを作って売れるようにしようとしているんです!」

という話です。

一見、これって正しいことをしているように見えます。

でも、大事なことが抜けています。

それは、「元になる『流れ』ができていない」ということです。

「仕組み化」とは「これまでの成果の出ている流れを効率化」することです。
つまり、「これまでの成果の出る流れ」ができていない状態では、「仕組み化」ができないということです。

成果をより効率良く上がることが目的なのに、仕組みを作ること自体が目的になってしまっている方が意外と多いということです。

例えば、
料理を作ったことがない人が、一生懸命自分のレシピを考えている人がいたら、あなたはどう思うでしょうか?

「いや、まずなんでも良いから料理してみようよ」
「何個か作って、自分の得意な料理を見つけようよ」

って伝えませんか?

あなたなりの流れができていない状態で先に仕組みを作ろうとするというのは、実は同じことを言っています。。

仕組みも大事です。

でもまずは、あなたなりの流れを作ることの方が大事です。
あなたなりの勝ちパターンを見つけることの方が大事です。

そのために、
・いかにお客さんの悩みや問題を調べておくか?
・いかにシンプルにお客さんに会えるか?
・いかにお客さんに欲しいと思ってもらえるか?

ここだけをまずは考え、実行する。

それが成果の出る最初の仕組み作りです。



Fluff Up Support 代表/若手士業イノベーション協会 代表理事 岩脇政憲





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